本物の鍼灸院

ある医学部今日中は、鍼灸は医療行為である。”医業類似行為”ではない。医療だから効果も著しく、副作用だって相当なものが起こりうる。「効かなくてもともと、しかし害は何もない」といった民間健康療法とはその質を多いに異にする。と言葉している。本院はそのレガシーを引き継ぐホンモノの鍼灸治療院です。

当院の特徴

Ryuzaki鍼灸院は、恩師が発案された伝統中医学のシステムを踏襲し、積極的な養生鍼(灸)施術を行っています。恩師の中医システムは、「経験医学」と「現代医学」を併用した鍼灸施術であり、『霊枢』『素問』『鍼灸大成』『鍼灸甲乙経』『鍼灸聚英』『鍼灸逢源』『鍼灸大全』『鍼灸集成』などの古典はもとより、木下春都、朱漢章、高維濱、焦順発などの近代針灸の理論を総合した施術法です。伝統中医学の特徴は“得気”を重視した鍼(灸)施術にあり、身体の深部まで響くその得気はかなり特異的です。この得気を重視した鍼灸施術は古典にも記載されており、鍼灸医学の真髄でもあります。  

本院は“鍼灸施術”のみに留まらず“予防”としての鍼も併せた視点を持ったより レジリエントな身体へのサポートも心掛けています。人間は年齢を重ねるとともに身体は老朽化し、柔軟性も低下していきます。柔軟性が低下した身体は軽度の外部衝撃に対しても身体の変調を伴いやすく、痛みや痺れなどの異常を生み出しやすくなります。表面的な柔軟性であればマッサージなどで緩めることは可能ですが、深部の筋肉などの軟部組織を緩めることは指による施術では時間、コスト、エネルギー的にパフォーマンスが悪くなります。鍼による施術では技術が必要ですが、すべての点でパフォーマンスを発揮してくれます。また、私が行っている施術は脊柱の柔軟性(レジリエンス)に重きを置き、養生としての鍼を行っていることもあり、本来あるべき“治療”と“養生”を兼ね備えた施術スタイルを可能にしています。

鍼灸専門学校で教鞭を執る院長が施術を行います

鍼灸の専門学校で教員を行っているため、知識・技術については安心できます。最新の情報を得ながら診断や技術に還元していきますので、診断・施術については心配ありません。鍼灸医学には素晴らしい効果があります。教壇に立ち、生徒を指導してきて十数年経ちますが、その間、東洋医学及び現代医学の研鑽に励み、また、恩師に中国鍼灸を指導して頂く中でその気持ちはさらに強くなっていきました。残念ながら鍼灸師ですら鍼灸術そのものを懐疑的に捉えている者もおり、日本における鍼灸への期待値はかなり低い状態と言ってよい状態です。鍼灸が絶大な効果があるといっても限界はあります。限界を認めた上で的確な判断を下し、鍼灸のパフォーマンスを最大限に発揮できる技術があってはじめて優れた効果を生み出すことができるのです。  
 一人でも多くの方に鍼灸術が素晴らしさ、効果を実感していただき、治癒機転への可能性の扉を開いて頂きたいと願っています。

治効理論/施術方針

深層筋まで届く針響感

・ズシーンと重い感覚、強い指圧を受けているような感覚と表現される得気を重視します。
・使用する鍼の本数は、治癒を目的とするため多く使用します。場合によっては、100本を超える鍼を病巣に施術することもあります。また、手では届かない深部筋(インナーマッスル)への施術を行うため、3寸や4寸といった長鍼を使用する場合もあります。
※本来の長鍼は7寸を超えるものを指しますが、私が言う“長鍼”は日本で使用される頻度が高い1寸6分(鍼体が約5㎝)や2寸(鍼体が約6㎝)を基準に長い鍼と表記しています。

伝統的中医鍼灸の施術スタイル

本院では、1950年代以降の現代中医学で確立された湯液型システムである“辨証療法”に頼らず、鍼灸独自の施術システムとして確立していた伝統中医学的“経筋療法”をコアの理論体系としています。
※現代版経筋療法を行うため、基本的には脈診を行いません。(脈診を重視しない)
※全身に鍼を刺すというのではなく、病巣(局所)を中心に鍼灸施術を行います。
※鍼施術を“主”として行い、灸施術は“従”として併せて施術を行います。

置鍼法を中心とした施術法

筋肉が緩むまで時間をかけて置鍼を行うため、30分ほど鍼を置いたままで寝ていただきます。特殊な場合を除き、パルス(電気鍼)などは基本的に行いません。
※置鍼法:鍼を刺した後すぐに抜かず、鍼を刺したままの状態で置く鍼施術の一種です。

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