鍼灸専門学校で非常勤講師を務める傍ら、兵庫県尼崎市に開院。 腰痛、頚肩背部の深部の凝り・痛みや自律神経失調症、交通事故後遺症、難病等に対して深刺及び多鍼にて中国伝統医学に基づく鍼灸施術を行っております。深部の緊張緩和を図り、血流の改善、自律神経をはじめ神経系統の調整を行うことにより免疫系等及び身体の不定愁訴に対して直接的アプローチを行っています。
アフターコロナ)
令和5年5月8日から新型コロナウイルス感染症は、5類感染症に位置付けられてました。
本院では、高齢者の方や重症化リスクの高い患者さまが多く来院・治療されており、感染拡大防止の観点から「検温、消毒、マスク等」の感染防止対策の継続を引き続き行っております。
何卒ご理解・ご協力の程、宜しくお願い申し上げます。
現在、鍼灸専門学校で非常勤講師として教鞭を執る傍ら研鑽に努めておりました『中国伝統医学』の鍼灸施術を行うため、尼崎に開設いたしました。
東洋医学の神髄である“得気(鍼のひびき)”を重視した鍼灸施術を一人でも多くの方に体験して頂けるよう日々臨床に取り組んでおります。
表層筋は入浴やマッサージ、体操等で緩ませることは可能ですが、凝り固まった深層部の筋肉はその程度では弛緩しません。長鍼を用いることで、深層部の筋(いわゆる“インナーマッスル”)の凝りをほぐし、締めつけられていた神経や血管の流れを改善し、体の痛みやしびれ、可動域制限などを根本から調整します。鍼施術は、病巣深部へ直接的に作用させることができ、深部筋の緊張緩和、血行改善、締め付けられていた神経の開放が期待できます。
中国鍼は日本の鍼と比べると太くて長い特徴があり、本院では病状や病態を確認の上、中国鍼を用いて施術を行っています。浅く、細い鍼での施術で症状が緩解しなかったり、より深部の凝りや痛みに直接的に施術を希望される方に適応します。ただ、鍼は“長ければ長いほど良い、太ければ太いほど良い”といった単純なものではなく、病巣にしっかりフィットさせることが重要であり、現に中国では日本鍼のように細く短い鍼も使用され始めています。
本院では、病状や体質等により鍼の形状や長さ、太さを調整しており、すべての方に対して中国鍼を用いるわけではありません。
按摩、マッサージなど手技療法やお灸は二次元的作用が得意ですが、鍼はより深い病巣を調節する三次元的作用に優れています。ツボ(経穴)には深さが存在し、立体的視点を持った施術が鍼本来のポテンシャルを最大限に発揮させます。
鍼灸施術には双方向性の調節機能を有しており、身体のバランスを整える作用は他の治療法を凌駕するほどの特異的作用です。その他、自然治癒力・免疫力の向上、筋緊張緩和、血行改善、鎮痛効果、抗炎症効果、自律神経調整なども認められており、鍼灸施術の治効理論を最大限に活用することで、施術的診断を可能にしてくれます。
歩行が困難な高齢者や脳血管障害後遺症、関節リウマチ、その他の難病により来院が難しい方につきましても訪問施術を行っております。本院では体鍼だけでなく、頭部に鍼を行う“頭鍼療法”を併用することでパーキンソン病やめまい、耳鳴り・難聴といった脳病はりきゅうも行っています。
⇒パーキンソン病(PD)
大阪市、堺市、箕面市、川西市、藤井寺市、吹田市、兵庫県丹波篠山市、三田市、姫路市、芦屋市、神戸市、西宮市、宝塚市、伊丹市、奈良県門真市、京都府左京区、京都府綾部市、京都市、京丹後市、三重県伊賀市など兵庫県内に留まらず県外からもお越し頂いております。
脳梗塞後遺症、パーキンソン病、進行性核上性麻痺、自律神経失調症、うつ病、パニック障害、不安神経症、ヒステリー球、過活動膀胱、過敏性腸症候群(IBS)、スモン病、筋萎縮性側索硬化症(ALS)、線維筋痛症(FM)、脊柱管狭窄症、前庭神経炎、良性発作性頭位眩暈症、顔面神経麻痺、帯状疱疹後神経痛(PHN)、関節リウマチ、ばね指、めまい、耳鳴り、難聴、メニエール病、突発性難聴、上咽頭炎、顎関節症、変形性膝関節症、変形性股関節症、逆流性食道炎、脱毛症、膠原病、片頭痛、緊張型頭痛、肩腱板損傷、肘部管症候群、手根管症候群、頚椎症、胸郭出口症候群、坐骨神経痛、足関節捻挫、炎症性腸疾患(IBD)、潰瘍性大腸炎、機能性ディスペプシア(FD)、リウマチ性多発筋痛症(PMR)、五十肩、頚肩腕痛、腰部椎間板ヘルニア、ぎっくり腰、糖尿病、COPD、尋常性疣贅、サルコイドーシス、バレリュー症候群(むち打ち症)、交通事故後後遺症、アロディニアなど実例一部
⇒潰瘍性大腸炎
鍼灸とは何か
鍼(はり)とは?● 太 さ
注射針の太さは約0.7~0.9mm。対して、鍼灸でよく使われている鍼は0.12~0.30mmと注射針の約3分の1の太さ。鍼は刺したときに皮膚に抵抗が少なく、痛みもほとんどありません。
● 尖端の形
皮膚や血管を破るために、尖端がナイフのようにカットされている注射針に対して、鍼灸の鍼は皮膚や筋線維の間をかき分けて入るように、尖端が丸みを帯びています。
ツボに刺入した鍼は、上下に動かしたり、回したりすることで一定の刺激を加えて直ぐに抜いてしまう方法(単刺法)と、10分~40分程度、刺入したまま置いておく場合(置鍼法)があります。本院の鍼施術では、臨床経験ならびに効果の差異に伴い、後者の置鍼法を主に採用しています(前者の単刺法も必要に応じて使用しています)。また、刺入した鍼に微弱な低周波パルス通電をする場合もあり、これは筋肉の凝りや痛み、血液循環の促進、スポーツ障害等について即効性を期待する場合など行うこともあります。
〔灸の効果(基礎研究)〕
・軸索反射を介した血管拡張、血管透過性亢進作用
・白血球サブセットの増加と活性化、血小板の活性化、ヘモグロビンの増加
⇒伝統医学とお灸について
鍼灸施術
鍼灸は、観血療法(手術)の最終可否の判断として施術的診断法(スクリーニング)として有用です。必要な手術は確かにありますが、手術後、症状を悪化させてしまう場合も少なからず存在します。その証拠に、手術の長期調査で保存療法と変わらないまたはかえってQOL低下の結果を生じる研究データが発表されています。手術を否定するつもりはありませんが、必要のない手術はできるだけ避け、ICF理念同様、その他の機能を最大限に発揮し、機能回復を図っていくことが理想的です。本院の施術効果に自信があるから言えることですが、一人でも多くの方が観血療法(手術)を決断する前に鍼灸施術を受けていただき、鍼灸の恩恵を受けていただきたいと思っています。
患者様の多くは服薬を続けながら来院されており、中には鎮痛薬が効かないケースや減薬を希望される方もいらっしゃいます。患者様のニーズに応えられるよう服薬状況や日常生活動作、運動療法などもいっしょに検討を行っています。
⇒鎮痛薬と鍼灸
〔科学的根拠(エビデンス)〕
1997年には、NIH(アメリカ国立衛生研究所)から、鍼灸療法の病気に対する効果とその科学的根拠を認める見解が発表され、WHO(世界保健機関)でも、様々な症状や疾患について、鍼灸療法の効果や有効性を認めています。また、2008年にはWHOによって、ツボの名称や経穴の位置が統一され、世界基準の施術法として確立されています。
隣国の中国、韓国では伝統医療を正当医療として位置づけ、医療機関内で通常業務として鍼灸療法が行われています。また、西欧諸国では補完医療として、あるいは統合医療として鍼灸療法を医療システムの中に組み込み、医療の質を向上させると共に医療経済学的効果を上げようとしています。
自由診療部門の設置などを行いながら鍼灸療法を導入している機関(病院)も散見されます。
【有効】歯科の術後痛、妊娠悪阻、成人の術後及び化学療法による嘔気・嘔吐
【補助療法として有用】頭痛、月経痛、テニス肘、腰痛、脳卒中後のリハビリテーション、繊維性筋痛症、筋筋膜痛、変形性関節症、手根管症候群、喘息