CATEGORY 絞扼性神経障害

胸郭出口症候群と鍼灸総論

1.概念    胸郭出口症候群(以後TOSと略)とは、胸郭の頭側で、胸骨と左右の第1肋骨および第1胸椎で囲まれた胸郭出口と呼ばれる間隙において、腕神経叢と鎖骨下動・静脈が圧迫されて起こる絞扼性神経障害を総称したものです。…

尺骨管症候群と中国鍼灸

1.概念    尺骨神経は、手関節においてGuyon管(尺骨神経管)と呼ばれる部位を通過します。このGuyon管(尺骨神経管)が何らかの原因によって狭窄を起こすことで、絞扼性障害を引き起こします。    尺骨神経はGuy…

梨状筋症候群と中国鍼灸

1.概念    梨状筋症候群とは、梨状筋による坐骨神経の絞扼性障害の事であり、1928年にYeomanl.によって報告されされ、1937年にはFreibergによる詳細な報告がなされました。その後、Robinson(19…